どもども! さぅです。
ーー中庭のある暮らし。魅惑的な響きですよね。
家づくり当初、僕たちは「中庭を囲むコの字の家」に並々ならぬ憧れがありました。
クラシスホームのモデルハウス見学で中庭のある家と出会い、初恋。
ビジュアルに一目惚れした妻の目にハートマークが宿っていたのを覚えています。
しかもこれきっかけでインスタで「中庭のある家」を調べたら夢のようにおしゃれな家の多いこと!
クラシスホーム公式HPの施工実例で「中庭」とタグ検索してもとてつもなく洗練された家が山のように出てきました。
うっすらとした希望は瞬く間に「中庭を囲むコの字の家を建てたい!」願望に育ちました。
目をらんらんと輝かせクラシスホームに間取り作成を依頼しました。
そして断念。
今回は「僕たちが中庭を囲むコの字の家を諦めた理由と経緯。諦めて採用した間取り」について話をします。
どなたかに何かの参考になれば。
我が家の間取りから中庭が消えるまで。
クラシスホームで提案してもらった間取り図と共に中庭がパチンと消えた経緯を振り返ります。
中庭を囲むコの字の家の間取り。
まずはクラシスホームに予算度外視で提案してもらった「中庭を囲むコの字の家」です。
どもども! さぅです。僕たち夫婦は今、家づくりをしています!この家を建てる。カテゴリではクラシスホームで建てる家づくりの軌跡を物語形式で綴っています。 1から読みたい人はこちら。[sitec[…]
3m50cm×3m50㎝の中庭があります。
様々な用途に使い勝手のいい広さで、子ども用プール置いたり、小人数BBQは余裕です。
かと言ってLDKの広さも犠牲にせず土地は無駄なくフル活用。最高の提案でした。
派手に予算オーバーだったこと以外は、ね。
この時、中庭は建築費用がかかる贅沢仕様だと察しました。
中庭を囲むコの字の家の間取り。(コストダウンver)
とは言え、簡単には中庭の夢を諦められず・・。笑
僕たちは中庭の生存をかけてコストダウンできる箇所がないか、猛烈に探しました。
どもども! さぅです。僕たち夫婦は今、家づくりをしています!この家を建てる。カテゴリではクラシスホームで建てる家づくりの軌跡を物語形式で綴っています。 1から読みたい人はこちら。[sitec[…]
それをクラシス営業に丸投げし。
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出来上がった間取りがコチラです。
予算は削れましたがLDKと中庭も大幅縮小。
悪くはない。決して悪くはなかったんです。
でも狭くなった分だけ要望をムリヤリ押し込んだ感は拭えないし、通路は狭くゆとりは皆無。
この時、中庭と居住スペースの両立は僕の予算ではかなり厳しいことを悟りました。
となれば話は簡単。
中庭と居住スペース、どちらに重きを置くかです。
我が家の結論は、居住スペースでした。
横に庭がある間取り。
その後の打ち合わせで、クラシス営業から素敵な提案がありました。
家の中から自然が感じられる窓も付けましょう!
そして最終的に辿り着いたのがこの間取りです。
もうね、目から鱗。
「その手があったかー!」って感じでした。
間取り見ちゃえば簡単に思いつきそうですが間取りはコロンブスの卵ですからね。
そして外構業者のNEUTRALさんとの打ち合わせでウッドデッキ→タイルデッキに変更。
最終的に、かつて中庭だったものはこんな姿になりました。
タイルデッキは出幅150㎝です。
決して広くはないですが夏にBBQしたり読書したりする分には十分です。
そしてリビングの窓からはアオダモを中心とした緑が見られるようにしました。
どもども、さぅです。去年の10月に新居が完成し、妻とトタトタと走り回る1歳児と暮らしています。新生活でライフスタイルだとか色々と変わったな~と思うことはあるんですが、その中でも1番は観葉植物沼にハマったこと。これです。[…]
FIX窓にしたおかげで虫の侵入もありません。
こうして我が家の間取りから中庭はパチンと姿を消したワケですが、中庭で叶えたかった8割は叶ったので満足しています。
中庭を囲むコの字の家を諦めた理由。
でも予算強くてニューゲームできるなら最初の間取りを選んじゃうとは思うので(笑)
諦めた理由は結局お金です。
まぁ中庭に憧れた人が悩む理由のほとんどはココだと思いますけどね。
中庭のある家を建てた人はお金以上の価値を感じたんだと思います。
僕たちは諦めても満足しているので、コレが現世の最適解だったんだと思っています。
検討中の人は、ただ中庭を作りたいと伝えるだけじゃなく。
と具体的なシチュを伝えると幸せな未来がやって来るかもしれません。お試しあれ。
中庭を囲むコの字の家を建てるメリット。
せっかくなので、採用するか限界まで悩んで知った中庭を囲むコの字の家を建てるメリット・デメリットもまとめておきます。
まずはメリットから。
家全体が明るくなり、風通しもいい。
最初の間取りを見ると分かりやすいですが、中庭がある=家のそれぞれの面に窓が付けられます。
太陽の光が取り込みやすくライトに頼らなくても明るい家が建てられます。
抜け感もあって開放的な雰囲気に。家の色々な場所から外の景色を楽しめるのは中庭の特権です。
外に繋がる窓も多くなるので、風通しもいいです。
プライバシーが守られるのでカーテンいらず。
都会寄りだと隣の家や道路に面する土地が多いと思います。
中庭は周りを建物で囲われているため、高い塀をめぐらさなくてもリビングみたいにくつろげます。
お隣と距離もあるので目隠し用のカーテンなしでへっちゃらです。
カーテン開けっ放し×圧迫感ない=最強!
蛇足ですが、僕たちは建築前にリビング窓の面が隣の家の窓とかち合わないと把握していたので高い塀は作りませんでした。
狙い通り視線は気にならなかったですが、目の前はすぐ隣の家の壁。
タイムマシーンに乗って戻れるなら、せめて目隠しフェンスは付けたいですね。
横に庭がある間取りはクラシスホーム一宮店のモデルハウスが理想ですねー。
中庭と比べたらどうしても圧迫感あるけど。
安全に子どもを遊ばせられる。
完全なプライベート空間なので子どもを安全に遊ばせられます。
知らない人に覗かれる心配も少なく防犯にも強いです。
親はリビングで家事をしながら見守れる。子どもは気軽に屋外で遊べる。親も子どももハッピー。
中庭を囲むコの字の家を建てるデメリット。
続いて中庭のデメリットも挙げていきます。
最低50坪近くは土地面積が必要。(駐車スペース2台の場合)
家のカタチが複雑になることで、広い土地が必要になります。
今回間取りを見せた僕の土地で49坪。
駐車スペースを2台停められるようにすると居住スペースはかなり圧迫されます。
他の設備をどれだけ付けるかや土地のカタチにもよりますが50坪は欲しいです。
理想を言えば中庭のある家を建てるなら取り入れやすい土地から探せると最高ですね!
建築コストがかかる。
家のカタチが複雑になることで(2回目)、家の表面積が大きくなり建築コストが上がります。
中庭のために他の何かを犠牲にしなければならない可能性も・・。
断熱性・耐震性が落ちやすい。
家のカタチが複雑になることで(3回目)、断熱性・耐震性も落ちやすいです。
窓・外壁が増えるということは、外気の影響も受けやすいということ。
総2階建てより構造上地震に弱いのはなんとなく素人でも想像つきますよね。
もちろんどちらも課金してより断熱性・耐震性の優れた商品を選べば対処はできます。
動線が悪くなりがち。
家の(4回目・以下略)、動線が悪くなりがちです。
外履きに履き替えなくても中庭を通り抜けられるようにしたり、回り込まない家事動線の間取りにする工夫が必要です。
使えるタイミングが限定的。
中庭は、居住スペースのように毎日いつでも使えるワケではありません。
雨や雪が降ったら使えないですしね。
50㎝だけオーバーハングしただけだと雨の日は使えませんが靴を置きっぱなしにしてもあまり濡れないので、軒と屋根って大事。
さらに季節的な問題もあります。
参考までに愛知県に住む僕の月別タイルデッキ使用レポートを置いておきます。
- 1月~3月
寒すぎてほぼほぼ使わなかった。 - 4月~6月
一番活躍。2週間に1回はタイルデッキに出てBBQや朝ごはん食べたりした。 - 7月~9月
夜はBBQすると風が気持ちいい。でも結構虫も寄ってくる。 - 10月~12月
11月半ばまでは意外と暖かい。11月下旬以降は寒くなり使う気が失せました。
中庭を囲むコの字の家を建てて幸せになれる人。
今回は「僕たち夫婦が中庭を諦めるまでの紆余曲折と諦めた理由」という話をしました。
最後に「こんな人は中庭を囲むコの字の家を建てるべき」という話をして終わりにします。
諦めた僕が思う、中庭を囲むコの字の家を建てて幸せになれる人はこんな人です!
- 中庭のある家が建てたくて家を建てる人
- 中庭のためならお金を出せる人or居住スペースを削れる人
- 土地が50坪以上の人(駐車スペース2台の場合)
- ガーデンファニチャーを置きっぱなしにしたい人
- 注文住宅らしい個性的な家を建てたい人
- アウトドアリビングに惹かれる人
特に「中庭のある家が建てたくて家を建てる人」が肝だと思います。
たぶんそうじゃない人は中庭を作っても早々に持て余す気がします・・。
せっかくの注文住宅で後悔しないために、一度は「中庭ありプラン」と「中庭なしプラン」両方を検討することをお勧めします!
それではまたっ! See You Again!